高齢者肺炎球菌感染症予防接種
平成26年10月1日から高齢者を対象とした肺炎球菌ワクチンが定期予防接種となりました。
この予防接種は、主に個人予防のために行うもので、義務ではありません。
接種を希望される場合は、予防接種の効果と副反応についてご理解された上でお受けください。
今年度対象となる方には、予防接種券を送付いたします。
接種期間は令和5年8月15日(火曜日)~令和6年3月31日(日曜日)です。
対象者
金沢市にお住まいで、以下に該当し、接種を希望される方。
1.65歳の方
ただし、経過措置として令和元年度から令和5年度までは、各年度に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳(令和元年度のみ100歳以上)となる方が対象となります。
年度別の経過措置の対象者一覧 (PDFファイル: 17.8KB)
対象者は毎年異なるため、接種の機会を逃さないようにご注意ください。
年齢 | 対象生年月日 |
---|---|
65歳 | 昭和33年4月2日生~昭和34年4月1日生の方 |
70歳 |
昭和28年4月2日生~昭和29年4月1日生の方 |
75歳 | 昭和23年4月2日生~昭和24年4月1日生の方 |
80歳 | 昭和18年4月2日生~昭和19年4月1日生の方 |
85歳 | 昭和13年4月2日生~昭和14年4月1日生の方 |
90歳 | 昭和8年4月2日生~昭和9年4月1日生の方 |
95歳 | 昭和3年4月2日生~昭和4年4月1日生の方 |
100歳 | 大正12年4月2日生~大正13年4月1日生の方 |
(注意)接種券が届いた方であっても、過去に肺炎球菌感染症予防接種(23価肺炎球菌ワクチン)を受けたことのある方は定期予防接種の対象とはなりません。
令和元年度から令和5年度まで、対象となる年度にのみ使用できる接種券を送付します。
対象とならない年度にも接種を受けることはできますが、その場合は任意予防接種となります。
任意予防接種の場合は全額自己負担となりますが、医療機関によって費用が異なりますので、予約される際に接種費用を確認してください。
2.60歳以上65歳未満の方で心臓、じん臓、呼吸器等重度障害を有する方(身体障害者1級程度)
60歳の誕生日を迎える方は、誕生日の前日から接種券を使用して接種することができます。
(注意)令和5年7月31日以降に転入された方はこちら(金沢市へ転入された方へ(高齢者肺炎球菌感染症))で確認ください。
肺炎球菌感染症とは
肺炎球菌という細菌によって引き起こされる病気です。
この菌は、主に気道の分泌物に含まれ、唾液などを通じて飛沫感染します。
日本人の約3~5%の高齢者では鼻や喉に菌が常在しているといわれています。
これらの菌により気管支炎や肺炎、肺血症などの重い合併症を引き起こすことがあります。
肺炎球菌ワクチンとは
肺炎球菌には約90種類の血清型があり、定期接種で使用される「ニューモバックスNP(23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン)」は、そのうちの23種類の血清型を予防の対象としています。
この23種類の血清型は成人の重症の肺炎球菌感染症の原因の約7割を占めるという研究結果があります。
肺炎球菌ワクチンの接種後には、副反応が生じることがあります
局所の疼痛や熱感、腫れが認められることがあります。そのほか、筋肉痛、倦怠感、違和感、悪寒、頭痛、発熱もありますが、いずれも軽度で2~3日で消失します。
まれに報告される重い副反応として、アナフィキラシー様反応、血小板減少、ギランバレー症候群、蜂巣炎様反応等があります。
接種後に、気になる症状等が現れましたら、医師にご相談ください。
実施期間
令和5年度の実施期間は令和5年8月15日(火曜日)から令和6年3月31日(日曜日)までです。
対象となる方に接種券を送付いたします。
実施場所
(注意)原則、事前に医療機関にご予約ください。
また、ご予約の際には、金沢市の高齢者肺炎球菌感染症予防接種協力医療機関かどうかご確認ください。
個人負担額
2,600円 (医療機関の窓口でお支払いください。)
(注意)ただし、生活保護の受給者および市民税非課税世帯のうち、本人の課税年金収入額と合計所得金額の合計が80万円以下の方は個人負担額が免除となります。
予防接種を受けることができない方
- 過去に肺炎球菌感染症予防接種(23価肺炎球菌ワクチン)を受けたことのある方
- 明らかな発熱(37.5度)がある方
- 重い急性の病気にかかっている方
- 23価肺炎球菌ワクチンに含まれる成分によって強いアレルギー反応を起こしたことのある方
- その他、医師が不適当と判断した方
予防接種は健康状態の良いときに受けてください
関連情報
お問い合わせ先
予防接種専用電話 : 076-220-2701