高齢者肺炎球菌感染症予防接種
令和6年度 高齢者肺炎球菌感染症予防接種について
平成26年10月1日から高齢者を対象とした肺炎球菌感染症予防接種が定期予防接種となりました。
この予防接種は、主に個人の重症化予防により重症者を減らすことを目的として行うもので、義務ではありません。接種を希望される場合は、予防接種の効果と副反応等についてご理解された上でお受けください。
対象となる方には、予防接種券を送付いたします。
対象者及び実施期間
金沢市にお住まいで、以下に該当し接種を希望される方。
1.令和6年度に65歳になる方
実施期間:令和6年8月1日(木曜日) ~ 66歳の誕生日の前日まで
(注意)
接種券が届いた方であっても、過去に肺炎球菌感染症予防接種(23価肺炎球菌ワクチン)を受けたことのある方は定期予防接種の対象とはなりません。
2.60歳以上65歳未満の方で心臓、じん臓、呼吸器等重度障害を有する方(身体障害者1級程度)
実施期間:令和6年8月1日(木曜日) ~ 令和7年3月31日(月曜日)
(注意)
ただし、令和6年8月1日以降に 60歳の誕生日を迎える方は、誕生日の前日から接種券を使用して接種することができます。
肺炎球菌感染症とは
肺炎球菌という細菌によって引き起こされる病気です。
この菌は、主に気道の分泌物に含まれ、唾液などを通じて飛沫感染します。
日本人の約3~5%の高齢者では鼻や喉に菌が常在しているといわれています。
これらの菌により気管支炎や肺炎、肺血症などの重い合併症を引き起こすことがあります。
肺炎球菌ワクチンとは
肺炎球菌には約90種類の血清型があり、定期接種で使用される「ニューモバックスNP(23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン)」は、そのうちの23種類の血清型を予防の対象としています。
この23種類の血清型は成人の重症の肺炎球菌感染症の原因の約7割を占めるという研究結果があります。
肺炎球菌ワクチンの接種後には、副反応が生じることがあります
局所の疼痛や熱感、腫れが認められることがあります。そのほか、筋肉痛、倦怠感、違和感、悪寒、頭痛、発熱もありますが、いずれも軽度で2~3日で消失します。
まれに報告される重い副反応として、アナフィキラシー様反応、血小板減少、ギランバレー症候群、蜂巣炎様反応等があります。
接種後に、気になる症状等が現れましたら、医師にご相談ください。
実施場所
(注意)
原則、事前に医療機関にご予約ください。
また、ご予約の際には、金沢市の高齢者肺炎球菌感染症予防接種協力医療機関であることをご確認ください。
個人負担額
2,600円 (医療機関の窓口でお支払いください。)
(注意)
ただし、生活保護の受給者および市民税非課税世帯のうち、本人の課税年金収入額と合計所得金額の合計が80万円以下の方は個人負担額が免除となります。
予防接種を受けることができない方
- 過去に肺炎球菌感染症予防接種(23価肺炎球菌ワクチン)を受けたことのある方
- 明らかな発熱がある方
- 重い急性の病気にかかっている方
- 23価肺炎球菌ワクチンに含まれる成分によって強いアレルギー反応を起こしたことのある方
- その他、医師が不適当と判断した方
予防接種は健康状態の良いときに受けてください
予防接種による「健康被害救済制度」について
この予防接種によって引き起こされた副反応により、医療機関での治療が必要になったり、重大な健康被害が生じたりした場合には、それを補償する「予防接種健康被害救済制度」があります。
詳しくはこちらのページをご確認ください。
関連情報
お問い合わせ先
予防接種専用電話 : 076-220-2701