「かなざわ新町家ガイドブック」の公開について

「かなざわ新町家」とは

「かなざわ新町家」は、金澤町家の知恵や特徴を取り入れつつ、現代のライフスタイルにも対応し、金澤町家と共存して金沢のまちなみ景観を形成する住宅です。


金澤町家については、保存・活用に向けた各種施策の実施により、その減少推移は近年緩やかになったものの、今なお年間約100棟のペースで減少しており、金澤町家に根差した文化的景観(歴史と伝統を反映した人々の生活や風情、情緒、佇まい等)が失われつつあります。

引き続き金澤町家の保全・活用の推進を図る一方で、「かなざわ新町家」の普及をとおして、旧城下町のまちなみ景観の向上、生活の知恵や和の文化の継承・発展、持続可能なまちづくりに努めていきます。

金澤町家:金沢市内にある昭和25年以前に建てられた伝統的な構造、形態、意匠を有する木造建築物(寺院、神社、教会などは除く)

かなざわ新町家ガイドブック

「かなざわ新町家ガイドブック」は、住宅を新築・改修しようとしている皆様に、現代生活に活かしたい金澤町家の知恵や特徴、住宅を建てる際の取り入れ方、設計事例などをご紹介するものです。

建築主、設計者、住宅供給事業者の皆様など、多くの方にご参考にしていただければと思います。

ガイドブック表紙

かなざわ新町家の6つの指針

ガイドブックでは、特に重視している6つの指針と、設計に取り入れる際のポイントを整理しました。

指針1 まちに住まう 多様な住まい方と人との交流を楽しむ
指針2 まちなみにとけこむ 地域の特性を踏まえてデザインする
指針3 環境に配慮する 地球環境に寄り添い、省エネで健康に過ごす
指針4 四季を楽しむ 季節を感じる工夫をする
指針5 長く大切に使う 長く住み続けられるよう工夫する
指針6 和を嗜む 匠の技を取り入れ、生活文化を楽しむ

 

参考プラン(設計事例)

ガイドブックでは、かなざわ新町家の設計事例をいくつかご紹介しています。

事例1 隣地の庭空間と揃え、建物内に車庫を取り入れてまちなみにとけこむ専用住宅(旧町人地)
事例2-1 狭い敷地で、まちに根ざした生活ができる店舗併用住宅(旧町人地)
事例2-2 多様な人々との交流によって、まちに賑わいを生み出す店舗併用住宅(旧町人地)
事例3 まちと程よい距離感で生活しつつ、まちなみをつなぐ専用住宅(旧武士地)

 

設計事例

設計事例イメージ動画

イメージ動画でご紹介している設計事例の詳細や図面等は、ガイドブック本編3.参考プランに「設計事例2-2」として掲載しています。

この記事に関するお問い合わせ先

歴史都市推進課
郵便番号:920-8577
住所:金沢市広坂1丁目1番1号
電話番号:076-220-2208
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