金石海禅寺町だより
まちの歴史・特色
延命地蔵(右は海禅寺町の標柱)
波除地蔵
金石海禅寺町の町名は、藩政期に、「海禅寺」があったことに由来します。現在、この地に寺はなく、金石北に同名寺院があります。
金石地区には、歴史と文化を物語る石造物が数多く点在しています。中でも、海禅寺町の町内には、「延命地蔵(えんめいじぞう)」と「波除地蔵(なみよけじぞう)」の2つもの地蔵堂があり、地域の住民によって大切に守られ、毎年8月には地蔵盆が行われます。
長寿の御利益があるとされる「延命地蔵」は、町会が管理し、地域の集会所としても活用されています。「延命地蔵」から海に向かって通りを歩くと、「波除地蔵」があります。金石港の景色を眺める場所で、海上安全と大漁を願い、永らく漁師たちを見守っています。
暮らしと生業に安らぎと安心を与えてくれる2つの地蔵堂に守られながら、住民同士、心の通うコミュニティ活動を進めています。