金石今町だより
まちの歴史・特色
今町の標柱
夏季大祭で神輿がくぐるご神門
金石今町は、隣接する「新町」が町建てされ、その後も金石のまち全体が発展し、さらに、新しく町建てされたことにより、「今町」と付けられたことに由来します。
金石の夏祭りとして親しまれている大野湊神社の夏季大祭では、旧町名を冠した山車が数多くまちを練り歩きますが、今町の山車は、頂きに打出の小づちとサンゴが飾られた特徴的な山車です。また、海から上がられた佐那武の神様がこの町を通られたという伝承にちなみ、毎年、祭りに向けて、長さ13メートルの丸太を使って、地域ぐるみで神輿がくぐるご神門を建てます。以前は、他の町会も建てていましたが、現在は今町だけになりました。また、昔、この辺り一帯が竹やぶだったことから、家々の軒先には笹を飾り付け、祭りの日を迎えます。
伝承が今に息づき、夏祭りの伝統を大切に守りながら、地域のコミュニティを育んでいるまちです。