金石下本町だより

まちの歴史・特色

「下本町」と「銭屋五兵衛旧宅跡」と書かれた2本の石碑の写真

旧町名の標柱と銭屋五兵衛旧宅跡の碑

黄色いTシャツを着た人たちが本龍寺を散策している写真

本龍寺に訪れたまち散策の様子

 金石下本町は、金石地区の中心的役割を担う町人や商人が、多く居住していた「本町」の下(しも)に連なる町筋がその由来と思われます。
 この「下」(しも)とは、上方(越前方面)とは反対側に位置する町筋に付けられることが多く、因みに、金沢からの上街道は越前(福井)方面への街道、下街道は越中(富山)方面への街道をいいます。藩政期には、商店も多くあり、賑わっていたといわれています。
 町内にある本龍寺は1602年に井波より金石の地へ移り、平成29年11月に、本堂や山門、土塀、鐘楼が金沢市の有形文化財に指定されました。境内には藩政時代の豪商・銭屋五兵衛や明治時代の実業家・安宅弥吉の墓のほか、松尾芭蕉が、金石の地で読んだ句「小鯛さす柳すずしや海士が軒」の碑があります。
 金石下本町は、歴史ある金石地区の経済や風情に想いを馳せるができるまちです。

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