潟津地蔵菩薩
| 名称 | 潟津地蔵菩薩(かたつじぞうぼさつ) |
|---|---|
| 構成要素 | 潟津地蔵菩薩 |
| 種別 | 有形歴史文化遺産 |
| 地区 | 浅野川 |
| 団体 | 浅野川校下町会連合会(金沢市大河端町西1 丁目96) |
| 認定年月日 | 令和6年4月1日 |
歴史的由来・特徴
潟津地蔵菩薩は、「ゆめじぞう」と呼ばれ住民に愛されています。その昔、夢で「西に向かいお地蔵様を迎えに行きなさい」とのお告げを受けた村人は、翌朝急ぎ大八車を引いて西方に向かいました。道中、大八車にお地蔵様を乗せて通り過ぎる人に出会い、話を聞いたところ、同じく夢で「北に向かってお地蔵様を運びなさい」とのお告げがあり、大聖寺から運んで来たとの事。村人はまさにお告げの通りとその場でお地蔵様を譲り受け、潟津村須崎の地にお祀りしました。その後、人々の熱い信仰の甲斐があってか、浅野川が洪水の際も地蔵周辺の堤防を越えることなく収まり、集落には大きな被害が無かったと伝わります。ご恩を感じた村人達は、お地蔵様を代々に渡り大切にお守り続けております。平成28年(2016年)に浅野川公民館が作成した「浅野川音頭」には、地域の住民が微笑ましいお姿のお地蔵様に手を掌わす姿が詠われ地域に親しまれています。また、平成31年(2019年)、同公民館がお地蔵様を題材にした紙芝居「浅野川のゆめじぞうさま」を作成し、保存継承に努めています。
活動
浅野川町会連合会は石川県による河川改修に併せ、地蔵堂の移転について関係機関と協議を行いました。令和6年(2024年)10月に地蔵堂の移転が完了しました。
潟津地蔵菩薩




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