いもほり藤五郎 6

赤い着物を両手て持って体にあてがっている女性、タンスや道具をもらって喜んでいる村人たち、その様子を見ている藤五郎と和子のイラスト

和子が持ってきた着物や道具はたくさんありました。
藤五郎はそれをおしげもなく村の人たちにわけ与えました。
「わては、この赤いおべべが欲しい。」
「わしは、このたんすをもろうか。」
でも、和子は藤五郎に文句ひとついうこともなく、仲良く暮らしていました。

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