おおかみを退治したこま犬 3
「わしのかわいい孫のみよをこのお寺で。」
「私にかくまってくれと言うのじゃな。」
「はい。おおかみのやつ、きっと今度は仲間をおおぜいつれてくるに決まっとる。」
「ようし、わかった。」
「よろしく、おたのもうします。」
さあてその夜のことや。
お尚さんが念仏をとなえておるとな、とつぜんおおかみのとおぼえがきこえてきたん
や。
「きゃー、こわいよーこわいよー。」
「だいじょうぶじゃ。」
お尚さんの念仏の声がいちだんと大きくなり本堂にひびいた。
「わしのかわいい孫のみよをこのお寺で。」
「私にかくまってくれと言うのじゃな。」
「はい。おおかみのやつ、きっと今度は仲間をおおぜいつれてくるに決まっとる。」
「ようし、わかった。」
「よろしく、おたのもうします。」
さあてその夜のことや。
お尚さんが念仏をとなえておるとな、とつぜんおおかみのとおぼえがきこえてきたん
や。
「きゃー、こわいよーこわいよー。」
「だいじょうぶじゃ。」
お尚さんの念仏の声がいちだんと大きくなり本堂にひびいた。