2.金沢子ども条例の内容

条例の目的のほか、「基本理念」、「子どもの育成に関する大人の責務」、「基本的な施策」、「推進体制」などを定めています。

1.基本理念

金沢コミュニティを形成する家庭、地域、学校、企業、行政等のすべてが
  • 子どもの育成に責任があることを認識し、主体的に子どもの育成に関わる
  • 共通認識を持ち、相互に連携し、協力して子どもを育てる子どもの人格を尊重し、子どもが様々な権利を有していることを認識する
手を挙げている女の子の横にある地球を男の子が見上げているイラスト
  • 自ら考え、判断し、行動する力
  • 健やかで思いやりのある心
  • 金沢を愛する心
  • 社会の一員としての責任感
  • 世界に通ずる広い視野と豊かな国際感覚を持つ子どもを育てる

人の行動等が子どもに大きな影響を与えることを認識し、一人ひとりが自らの行動を省みる

2.大人の責務

大人の責務一覧
家庭
  • 子どもの育成に最も大きな責任を負う
  • 愛情を持って子どもに接する
  • 基本的な生活習慣や社会的な決まりを守る意識を子どもが身に付けることができるようにする
  • 干渉を控える一方、放任とならないよう家庭内のコミュニケーションを大切にする
地域
  • 子どもの育成のために住民や関係団体がお互いに協力する
  • 子どもの地域行事への参加や社会体験活動など地域での子どもの育成活動を積極的に進める
  • 子どもの見守りや声かけなどを通して子どもとの関わりを深める
学校等
  • 幼稚園・保育所……集団の中での遊び等を通して基礎的な社会性を育む
  • 小学校・中学校等……社会性、基礎学力、自ら学び、考える力などを子どもが身に付けることができるようにする
企業
  • 企業で働く保護者が子どもとの関わりを深めることができるよう配慮する
  • 子どもの職場体験活動の受け入れなどへの協力に努める
行政(市)
  • 家庭、地域、学校、企業、行政等が一体となって子どもの育成を推進するための施策を実施する
  • 家庭、地域、学校、企業等の連携・協力のための調整を行う

3.基本的な施策

子どもを育む行動計画の策定

子どもの育成に関する施策を総合的・計画的に推進するための行動計画を策定します。

金沢子ども週間の制定

家庭、地域等での子どもとのふれあいを通して、子どもを育てる大人の役割の大切さをあらためて認識する期間として、10月の第2日曜日から1週間を「金沢子ども週間」としました。

その他

  • 子どもの自然体験活動等の充実
  • 子どもの自主的な活動への支援
  • 子どもの健全育成事業の実施
  • 子どもに関する相談体制の充実

4.推進体制

金沢子どもを育む行動推進委員会の設置

家庭、地域、学校、企業、行政等が一体となって子どもの育成を推進する組織として、「金沢子どもを育む行動推進委員会」を設置します

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