スマートフォンのマイナンバーカードについて
利用可能なスマートフォンについて
スマートフォンのマイナンバーカード(Androidのスマホ用電子証明書とiPhoneのマイナンバーカード)をご利用いただくと、マイナポータルにログインする際などに実物のマイナンバーカードをスマートフォンにかざす必要がなく、便利にお使いいただけるようになります。(すべてのサービスでマイナンバーカードをかざす必要がなくなるわけではありません。)
「Androidスマホ用電子証明書搭載サービス」は2023年5月から、「iPhoneのマイナンバーカード」は2025年6月からサービスを開始しました。「Androidスマホ用電子証明書搭載サービス」には、本人確認と年齢確認ができる機能(属性証明機能)がありませんが、2026年秋頃にこの機能を追加して「Androidのマイナンバーカード」として刷新される予定です。
実物のマイナンバーカードのICチップを読み取る機能があり、マイナポータルアプリをインストールすることができるスマートフォンでご利用いただけますが、対応機種については、次のリンクからご確認ください。
対応機種
(マイナポータルよくある質問)Androidスマホ用電子証明書に対応しているスマートフォンを教えてください。
(マイナポータルよくある質問)使用しているiPhoneがiPhoneのマイナンバーカードに対応しているかわかりません。どうしたらよいですか。
スマートフォンのマイナンバーカードの利用開始方法について
まず、スマートフォンにマイナポータルアプリ(デジタル庁から無料で提供)をインストールする必要があります。また、利用可能な利用者用電子証明書が格納された実物のマイナンバーカードが必要です。外部サイトとの連携サービスなどで署名用電子証明書も必要になります。
初めてマイナポータルにログインしたときには、利用者情報の登録が求められます。利用規約・プライバシーポリシーへの同意は必要です。メールアドレスの登録は任意です。
Androidの場合は、Google Playからダウンロードできます。
iPhoneの場合は、App Storeからダウンロードできます。
スマートフォンのマイナンバーカードの利用を開始する手順は、Androidの場合とiPhoneの場合で異なります。
Androidの場合
(マイナポータルをいったん完全に終了させて、マイナポータルアプリを起動し直した状態で)ログインする前のマイナポータルの初画面右下のメニューから「スマホ用電子証明書を申請する」ボタンをタップして画面に従って操作します。申請の完了というメッセージが表示されたら、プッシュ通知が届くので、更に利用登録を行う必要があります。(19:00以降に申請した場合は、翌朝にプッシュ送信が届きます。)
(マイナポータル操作マニュアル)01 スマホ用電子証明書の利用申請を行う
(再び、マイナポータルをいったん完全に終了させて、マイナポータルアプリを起動し直した状態で)ログインする前のマイナポータルの初画面右下のメニューから「登録する」ボタンをタップして画面に従って操作します。登録完了というメッセージが表示されたら、スマホ用電子証明書の登録は完了です。
(マイナポータル操作マニュアル)02 スマホ用電子証明書をスマートフォンに利用登録を行う
続けて生体認証などの利用登録をすることができます。生体認証などの利用登録をすると、スマートフォンのロック解除の際に使用している生体認証、PIN、パターン、パスワードなどで、マイナポータルにログインすることができるようになります。利用可能な生体認証などはお使いのスマートフォンの機種や設定により異なります。
(マイナポータル操作マニュアル)01 設定したパスワードの代わりに、生体認証などを利用する手続を行う
iPhoneの場合
(マイナポータルをいったん完全に終了させて、マイナポータルアプリを起動し直した状態で)ログインする前のマイナポータルの初画面から「追加をはじめる」ボタンをタップして画面に従って操作します。暗証番号とパスワードの設定が完了したら、最後にマイナンバーカードをAppleウォレットに追加します。朝8時から19時30分に追加した場合はおおむね数分後、19時30分以降の場合は朝8時以降に、利用可能となります(平日・土日祝日とも)。利用可能になると、Appleのウォレットアプリから通知が届きます。またマイナポータルアプリのメニューに「利用可能」と表示されます。 Face IDまたはTouch IDで、マイナポータルにログインすることができるようになります
(デジタル庁)マイナンバーカードをiPhoneに追加する方法
電子証明書が更新(再発行)されたら再登録が必要です
スマートフォンのマイナンバーカードは、実物のマイナンバーカードの内容をコピーしたものです。実物のマイナンバーカードに変更があっても、自動的にスマートフォンのマイナンバーカードに変更が反映されることはありません。スマートフォンのマイナンバーカードが失効しますので、改めてスマートフォンに登録し直す操作が必要になります。
有効期限の到来によるマイナンバーカードや電子証明書の更新、婚姻や転居等に伴う電子証明書の再発行、紛失や破損等によるマイナンバーカードの再発行を受けたら、次の手順で操作してください。
Androidの場合
(マイナポータルをいったん完全に終了させて、マイナポータルアプリを起動し直した状態で)ログインする前のマイナポータルの初画面右下のメニューから更新・再発行を選択して画面に従って操作します。申請の完了というメッセージが表示されたら、プッシュ通知が届くので、更に利用登録を行う必要があります。(19:00以降に申請した場合は、翌朝にプッシュ送信が届きます。)
「メニューへ」ボタンをタップして、「登録する」ボタンをタップして画面に従って操作します。登録完了というメッセージが表示されたら、スマホ用電子証明書の再登録は完了です。続けて生体認証などの利用登録をすることができます。
(マイナポータル操作マニュアル)01 スマホ用電子証明書の更新・再発行の利用申請を行う
iPhoneの場合
マイナポータルアプリのホームに表示されている「マイナンバーカードは利用できません」の案内から「利用を再開」をタップします。後の操作は、初めてiPhoneにマイナンバーカードを登録した時と同様です。
(デジタル庁)iPhoneのマイナンバーカードの利用を再開する方法
スマートフォンを手放すとき
スマートフォンを手放すときには、スマートフォンのマイナンバーカードを削除しましょう。
スマートフォンのマイナンバーカードの情報は、スマートフォンの中の安全な領域に保存されるので、通常の端末初期化では削除されません。機種変更や売却の前に忘れず削除してください。
Androidの場合
(デジタル庁)Androidスマホ用電子証明書を登録しているスマートフォンの利用をやめるときの手続
iPhoneの場合
なお、手順に従ってiPhoneのマイナンバーカードを削除しても、Appleウォレットの中のマイナンバーカードは削除されませんので、改めてAppleウォレットからマイナンバーカードを選んで「カードを削除」を選択して削除する必要があります。
(デジタル庁)マイナンバーカードをiPhoneから削除する方法
スマートフォンのマイナンバーカードの暗証番号について
スマートフォンのマイナンバーカードの電子証明書は、実物のマイナンバーカードの電子証明書とは別の暗証番号を設定することができます。
署名用電子証明書については連続して5回、利用者証明用電子証明書については連続して3回、暗証番号を間違って入力するとロックされる仕組みは、スマートフォンのマイナンバーカードでも同じです。
実物のマイナンバーカードの電子証明書の暗証番号を再設定(初期化)するためには、市役所本庁舎か市民センターの窓口に実物のマイナンバーカードを持参していただく必要がありますが、スマートフォンのマイナンバーカードの電子証明書の暗証番号の再設定(初期化)は、スマートフォンでの操作となります。
Androidの場合
(マイナポータルをいったん完全に終了させて、マイナポータルアプリを起動し直した状態で)ログインする前のマイナポータルの初画面右下のメニューからパスワードの初期化を選択して画面に従って操作します。
スマホ用利用者証明用電子証明書のロック解除は、スマホ用署名用電子証明書の暗証番号で認証します。
スマホ用署名用電子証明書のロック解除は、実物のマイナンバーカード用署名用電子証明書の暗証番号で認証しますので、実物のマイナンバーカードをかざす必要があります。
パスワードの設定完了というメッセージが表示されたら、スマホ用電子証明書のロック解除は完了です。
(マイナポータル操作マニュアル)02 パスワードを初期化する(パスワードのロックを解除する)
iPhoneの場合
(マイナポータルをいったん完全に終了させて、マイナポータルアプリを起動し直した状態で)ログインする前のマイナポータルの初画面右下のメニューから「暗証番号・パスワードの変更」を選択して画面に従って操作します。
iPhoneのマイナンバーカードの利用者証明用電子証明書の暗証番号のロック解除は、iPhoneのマイナンバーカードの署名用電子証明書の暗証番号か実物のマイナンバーカードの署名用電子証明書の暗証番号で認証します。
iPhoneのマイナンバーカードの署名用電子証明書の暗証番号のロック解除は、実物のマイナンバーカードの署名用電子証明書の暗証番号で認証します。
実物のマイナンバーカードの署名用電子証明書の暗証番号で認証する場合は、実物のマイナンバーカードをかざす必要があります。
(デジタル庁)iPhoneのマイナンバーカードの利用者証明用暗証番号
(デジタル庁)iPhoneのマイナンバーカードの署名用パスワード
代理人の登録について
事前にマイナポータルで代理人の登録を行うことにより、例えば、e-Taxで家族分の医療費控除を申告する際に、マイナポータル連携を利用して医療費通知情報を取得できる等、簡単に自動入力することができるようになります。代理人の登録には、申告する方(代理人)と家族(委任者)のマイナンバーカードが必要です。
代理人のマイナポータルから委任者を登録することも、委任者のマイナポータルから代理人を登録することもできます。
代理人のマイナポータルからの委任者の登録
大まかな流れは、次のとおりです。
- まず、代理人の実物のマイナンバーカードまたはスマートフォンのマイナンバーカードでマイナポータルにログインします。(代理人側は、パソコン、Android、iPhoneのいずれでも使用できます。)
- メニューを選択し、代理人の登録を選択します。
- 代理人メニューで新たに代理人になる(委任を受ける)ボタンを押し、委任者を登録するボタンを押します。
- 委任者の実物のマイナンバーカードまたはスマートフォンのマイナンバーカードで委任者の確認をします。
- 委任者から作業委任を受ける期間及び委任を受けるサービス等を選択し、確認ボタンを押します。
- 入力した委任者に委任を受ける内容を確認します。
- 内容に誤りがなければ、完了ボタンを押します。
委任者のマイナポータルからの代理人の登録
大まかな流れは、次のとおりです。
- まず、委任者の実物のマイナンバーカードまたはスマートフォンのマイナンバーカードでマイナポータルにログインします。(委任者側は、パソコン、Android、iPhoneのいずれでも使用できます。)
- メニューを選択し、代理人の登録を選択します。
- 代理人メニューで新たに代理人を指定するボタンを押し、代理人を登録するボタンを押します。
- 代理人の実物のマイナンバーカードまたはスマートフォンのマイナンバーカードで代理人の確認をします。
- 代理人に作業委任する期間及び委任するサービス等を選択し、確認ボタンを押します。
- 入力した代理人に委任する内容を確認します。
- 内容に誤りがなければ、完了ボタンを押します。
スマートフォンのマイナンバーカードのその他の操作
スマートフォンの紛失・盗難にあったとき、スマートフォンの機種を変更するときなど、その他の操作については、次のリンクからご確認ください。
iPhoneの属性証明機能について
令和7年8月から、デジタル庁から提供されているマイナンバーカード対面確認アプリに、iPhoneのマイナンバーカードによる本人確認と年齢確認ができる機能(属性証明機能)が実装されました。この機能は、マイナンバーカード対面確認アプリでは、現在のところ、iPhoneとiPhoneの間でのみ確認が可能です。
実際には、本人のiPhoneのAppleウォレットの中のマイナンバーカードに対して本人が認証することにより、マイナンバーカードに記録された氏名・住所・生年月日・性別・個人番号・顔写真が暗号化されて送信され、相手方のiPhoneで復号されて本人確認が行われる仕組みです。具体的な手順は次のとおりです。
- 相手方のiPhoneでマイナンバーカード対面確認アプリを起動
- 「iPhoneのマイナンバーカードを確認」を選択
- 「ここにかざして提示」「”マイナンバーカード対面確認アプリ”から要求されています身分証明書」と表示される
- 本人のiPhoneを相手方のiPhoneにかざす
- 本人のiPhoneでAppleウォレットが起動して、マイナンバーカード対面確認アプリからFace IDかTouch IDでの承認が求められる
- (相手方のiPhoneから離して)本人のiPhoneで承認する
- 相手方のiPhoneに本人の氏名・住所・生年月日・性別・顔写真が表示される
(デジタル庁)iPhoneのマイナンバーカードを確認する方法
Appleウォレットの中のマイナンバーカードの確認方法
Appleウォレットの中のマイナンバーカードの内容を表示させるには、次のとおり操作します。
- Appleウォレットを起動してマイナンバーカードを選択すると、マイナンバーカードと書かれたカードの画像が表示されます。傾けると桜の模様がホログラム表示されますが、このカードの画像をタップしても何も起こりません。
- カードの右上にある情報ボタン
をタップすると、画面が変わります。 - 「マイナンバーカードの情報」を選択すると、Face IDかTouch IDでの認証が求められます。
- 認証すると、顔写真・氏名・住所・生年月日・年齢・性別・個人番号が表示されます。
なお、この画面を提示しても、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律第16条第2項に規定される本人確認とは認められません。




音声読み上げ・ルビふり
