史跡・名勝・天然記念物

史跡は、貝塚、古墳、都城跡、城跡、旧宅その他の遺跡で、我が国の歴史の正しい理解のために欠くことができず、かつ、その遺跡の規模、遺構、出土遺物等において学術上価値あるものを対象としています。史跡のうち、学術上の価値が特に高く、我が国の文化を象徴するものは、特別史跡に指定されています。

史跡の指定地内で工事等を行い、現状を変更する場合は、許可が必要となりますので、あらかじめ文化財保護課までご相談ください。

名勝は、我が国のすぐれた国土美として欠くことができないもので、主にその景観の有様に価値を求める記念物です。その成り立ち及び構造によって、人文的名勝と自然的名勝に大別されます。
人文的名勝は、景観が主に人為的に構成されたもので、観賞上、学術上の価値の高い庭園、公園、橋梁、築堤を含みます。
自然的名勝は、景観が主に自然の働きによって構成されたもので、歴史的経緯及び由緒のある景勝地のうち、いまなお風致景観に優れたもので、花樹などの叢生する場所、峡谷、渓流、湖沼、海浜、山岳などがあります。

名勝の指定地内で工事等を行い、現状を変更する場合は、許可が必要となりますので、あらかじめ文化財保護課までご相談ください。

天然記念物は、我が国の地質時代の成り立ちと、現在の多様な自然環境の広がり、そして人と自然との関係を考える上で欠く事のできないものであり、日本の自然を記念物する動物・植物・地質鉱物及び天然保護区域（保護すべき天然記念物に富んだ一定の区域）のうち学術上価値の高いものが対象となっています。

天然記念物は、捕獲・採取、地域の開発行為等が規制されています。天然保護区域内で工事等の行為を行う際には、許可が必要となりますので、あらかじめ文化財保護課までご相談ください。