旧園邸
有形文化財 建造物
旧園邸(きゅうそのてい)
所在地 | 金沢市西町3番丁17番地7 |
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市指定文化財 | 平成6年5月11日指定 |
旧園邸は大正10年(1921年)頃、羽二重商を営んでいた本郷氏が邸宅として新築した建物で、その後園氏が取得し住まいとしていましたが、平成4年(1992年)、金沢市に寄贈されました。
道路に面して長屋門を思わせる門と塀が端正な趣を醸しだし、主屋張り出し部分と連なる意匠は、主屋の切妻屋根と調和しながら奥に連なる土蔵屋根と一体となって軽快な構成見せる近代和風住宅の秀作です。建物内部には表千家12代惺斉宗左(せいさいそうさ)の指導により茶室と路地がつくられており、茶室は三畳台目で「松向庵」と呼ばれています。
