堅田城跡

記念物 史跡
堅田城跡 (かただじょうあと)

堅田城跡の詳細
所在地 金沢市堅田町・岩出町・深谷町地内
市指定史跡 平成18年7月11日指定

 堅田城跡は標高113メートルの丘陵先端部に立地し、北陸道・小原越(おはらごえ)といった当時の主要街道や、日本海・河北潟(かほくがた)・森下(もりもと)川を見渡すことができる水陸交通の要衝に位置しています。現在の城跡は曲輪(くるわ)や櫓台(やぐらだい)、虎口(こぐち)、堀切(ほりきり)、畝形阻塞(うねがたそさい)切岸(きりぎし)を見ることができ、発掘調査の結果、室町時代〜安土・桃山時代の姿を良好にとどめ、典型的な中世山城の姿を残していることが判明しました。また、弥生時代後期、飛鳥時代、鎌倉時代の土器なども出土しており、様々な時代にこの場所が利用されていたことがわかっています。
 山裾には鎌倉時代の館(やかた)跡(あと)である堅田B遺跡があります。この館跡の堀跡(ほりあと)からは市指定文化財の巻数(勧請)板(かんじょういた)という木簡と共に中国産高級陶磁器や国産土器・漆器などが多量に出土しています。

昔、堅田城があった標高113メートルの丘に樹木が生い茂っている写真

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