ゆうれいのあめ買い 8
「自分は死んでしもうて、飲ましとうても乳はでん。ほんでゆうれいになってあめ買いに来て、赤ん坊になめさせとったんやなぁ。なぁ、たみさんや、つらかったやろ、悲しかったやろ。もう心配はいらんぞ。赤ん坊はわしが立派に育ててやるさかいな。安心しまっし。」
和尚さんは皆と一緒にお経をあげて約束しました。
このことがあってから、女の人のゆうれいは二度と現れませんでした。
「自分は死んでしもうて、飲ましとうても乳はでん。ほんでゆうれいになってあめ買いに来て、赤ん坊になめさせとったんやなぁ。なぁ、たみさんや、つらかったやろ、悲しかったやろ。もう心配はいらんぞ。赤ん坊はわしが立派に育ててやるさかいな。安心しまっし。」
和尚さんは皆と一緒にお経をあげて約束しました。
このことがあってから、女の人のゆうれいは二度と現れませんでした。