災害時、もしもケガや病気になったら
災害時の医療救護体制について
災害時には、多くの人々が負傷する可能性があります。しかし、多くの方が同時に受診したり、医療機関自体も被災して機能停止したりすると、被害の少なかった医療機関でも負傷者の受け入れが困難になる可能性があります。
災害時に怪我をしてしまった場合や、持病で通院が必要な場合等は、以下の(1)~(3)の優先順位に従って行動してください。ただし、緊急を要する場合は、身の安全を確保して、救急車を呼んでください。
なお、発災からしばらくして、医療救護体制が整った場合は、巡回救護班(医師会等の専門機関により構成される班)が避難所等を巡回救護するなど、選択肢が増えます。最新の情報を入手して、選択してください。

トリアージ
負傷者の重症度や緊急度に応じて、治療の優先度を決めること
金沢市では、発災時の医療救護を円滑に行うために、医療救護所にてトリアージを行い、その場で応急処置を受けるか、病院や診療所での治療が必要かなどを判断します。
医療救護所とは
主に傷病の程度のトリアージ機能を担うほか、状況によっては軽症者の応急処置を行います。
金沢市内で大規模な災害が起こった際は、災害の状況や程度に応じて第一次救護所を開設します。大規模な災害など、被害状況によっては拠点避難所である小学校、中学校、公民館等に第二次救護所を設置します。
医療従事者の参集等が必要なため、発災後すぐに医療救護所を開設することはできません。受診が必要な時は、上のフローチャートに従い、まずはかかりつけ医療機関に連絡してください。また、建物の被災状況等により、全ての医療救護所を開設することができない場合もあります。市の災害情報に関するページや新聞、ラジオ等で最新情報をご確認ください。
第一次救護所
駅西福祉健康センター | 金沢市西念3丁目4番25号 |
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泉野福祉健康センター | 金沢市泉が丘1丁目2番22号 |
元町福祉健康センター | 金沢市元町1丁目12番12号 |
金沢健康プラザ大手町 | 金沢市大手町3番23号 |
第二次救護所
小学校、中学校、公民館等の拠点避難所に併設
指定医療機関とは
災害時に医療救護活動を行うものとして、県・市が役割別・機能別に指定した医療機関です。
多くの患者さんが押し寄せることで、指定医療機関の診療に支障が出る可能性があるため、原則、上のフローチャートに従い、自己判断での受診は避けていただくようお願いします。
1.基幹災害拠点病院:都道府県において災害医療を提供する上での中心的な役割を担い、主に重症者の収容・治療を行う総合病院
石川県立中央病院
2.地域災害拠点病院:各地域において災害医療を提供する上での中心的な役割を担い、主に重症者の収容・治療を行う総合病院
金沢医療センター、金沢赤十字病院、金沢市立病院
3.準災害拠点病院:災害拠点病院に準じ、主に重症~中等症患者の収容・治療を行う総合病院
浅ノ川総合病院、JCHO金沢病院、石川県済生会金沢病院、城北病院
4.災害時機能別医療機関:災害時にも、医療機関が有する本来機能を担う総合病院・診療所
救急告示、産科専門、精神病床中心、療養病床中心、障害者病床中心、透析