動物由来感染症について

ペット等の動物から人に感染する病気を「動物由来感染症」(以下「感染症」という。)といいます。人が病気を持った動物と濃厚に接触することにより感染します。

感染症には、人と動物が重症になるもの、人が重症で動物が無症状のもの、人は無症状で動物が重症となるものなど、病気によって様々な場合があります。
海外での感染症は数百程度が発見されています。海外ではむやみに動物に触れることはさけましょう。

なお、すべての感染症が日本で確認されているわけではありません。日本には数十種類程度の感染症があるといわれています。国内では次のようなことを日常生活で注意し、感染症を予防しましょう。

  • 犬の登録と予防接種をしましょう。
    狂犬病予防接種は義務づけられています。
    • 生後90日を過ぎたら、登録手続きと予防接種をすませてください。
    • 狂犬病予防注射は、毎年接種することが義務づいけられています。
  • 動物の口やつめなどに病原体がいることがわかっています。
    過剰なふれあい、濃厚な接触は控えましょう。
    • 口移しでえさを与えたり、食器、はしなどの共用は控えましょう。
    • 動物と共に寝ることは濃厚な接触になりますので控えましょう。
  • 動物には病気を起こさなくても、人に病気を起こす場合があります。
    動物に触ったら、手を洗いましょう。
  • 動物が触れたものに病原体がいることがあります。
    動物の身の回りを清潔にしましょう。
    • 動物のブラッシングやつめ切りなどの手入れをしましょう。
    • 飼育小屋、鳥かご、水槽などを洗浄し、清潔に保ちましょう。
    • 糞尿はすぐに処理しましょう。
  • 鳥を屋内で飼う場合、羽毛や乾燥した糞が屋内に充満することがあります。
    定期的な換気を心がけましょう。
  • 危険な病気をもっていることがあります。
    生動物の家庭内飼育や野外での接触はさけましょう。
「念入りに!」の文字と、女性が洗面台で手洗いをしているイラスト

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