山菜による食中毒に注意してください!
春は山菜や野草が美味しい季節ですが…
それは本当に食べられる植物ですか??
令和2年の4月に金沢市内で、バイケイソウをオオバギボウシ(うるい)と間違えて採集して、自宅で調理し食べた後に、嘔吐や舌の痺れ、めまい等の症状を呈する食中毒が発生しました。
また、全国でも有毒植物による食中毒の報告が相次いでいます。
有毒植物による食中毒は1年を通して発生していますが、特に新芽などで植物の見分けがつきにくい4月~5月に多く発生しています。
山菜や野草は食べられるものと良く似た有毒の植物が色々あります。有毒植物による食中毒は、全国で平成24年~令和3年の10年間で201件発生、749人の患者が出ており、16名の方が亡くなっています。
次のことに十分注意して山野草を楽しんでください。
食用と確実に判断できない植物については、絶対に「採らない、食べない、売らない、人にあげない」を守りましょう。
- 家庭菜園や畑などで、野菜と観賞植物を一緒に栽培するのはやめましょう。
- 山菜に混じって有毒植物が生えていることがあります。山菜狩りなどするときは、一本一本よく確認して採り、調理前にもう一度確認しましょう。
(注意)特に新芽の頃は判別しにくいので、それだけで判断しないように注意してください。
なお、山菜や野草を食べて体調が悪くなってしまったらすぐに医療機関へ受診してください!その際、原因となった植物が残っている場合は、持参すると治療の参考になることもあります。
参考
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