解説3
セミの種類ごとに現れる時期がちがう
ある年にセミの鳴き声を初めて聞いた日を思い出してもらうと、ニイニイゼミがアブラゼミより早かったという人はたくさんいるはずです。
今回の調査では、調査の時期を7月に早めたため、前回の調査(8月〜)よりニイニイゼミの報告数が増加しました。セミの出現の時期が種類によってちがうことがよくわかります。
セミの初鳴き記録(金沢気象台調べ)
種類 | 1995年 | 2005年 | 平年 |
---|---|---|---|
ニイニイゼミ | 7月9日 | 7月5日 | 7月6日 |
アブラゼミ | 7月17日 | 7月4日 | 7月17日 |
ヒグラシ | 1月19日 | 7月24日 | 7月18日 |
ミンミンゼミ | 8月4日 | 8月11日 | 8月3日 |
ツクツクボウシ | 8月11日 | 8月12日 | 8月10日 |
(注意)ニイニイゼミについては、現在生物季節観測の項目外のため、2002年の記録