金沢のまちなみについて

金沢は、加賀藩(かがはん)の時代から一度も戦争の被害(ひがい)にあっていないまちです。そのおかげで、歴史や文化、自然が大切に守られてきました。これからも金沢のまちなみを残していくために、金沢市ではいろいろな条例(じょうれい)をつくり、市民に協力をよびかけています。どんな決まりをつくって、どんな活動をしているのか、調べてみましょう。

歴史的景観を守る

1989年(平成元年)に「金沢市における伝統環境(でんとうかんきょう)の保存(ほぞん)および美しい景観の形成に関する条例(景観条例)」が制定(せいてい)されました。

この条例では、自然や歴史のある建物などがある地域(ちいき)を「伝統環境保存区域(くいき)」とよんでいます。また、伝統環境とつりあいをたもちながら、近代的な特徴(とくちょう)をもつ地域を「近代的都市景観(きんだいてきとしけいかん)創出(そうしゅつ)区域」とよんでいます。この両方の地域をうまくあわせて、金沢らしいまちづくりをしていくことを目的としています。

石畳の道に武家屋敷の塀が並んだ道の写真

長町武家屋敷

例えば、長町武家屋敷(ながまちぶけやしき)や、ひがし茶屋街、寺町寺院群(てらまちじいんぐん)などの地域が伝統環境保存区域に指定され、そして、その周辺や金沢駅周辺などの地域が近代的都市景観創出区域に指定されています。

また、ひがし茶屋街は平成13年に、主計町(かずえまち)は平成20年に、卯辰山麓(うたつさんろく)地区は平成23年に、寺町台地区は平成24年に、国の「重要伝統的建造物群(じゅうようでんとうてきけんぞうぶつぐん)保存地区」に選定されました。金沢の代表的な歴史的まちなみとしても、全国的に知られています。

さらに、平成21年には国から「歴史都市」に全国で1番目に認定されました。
これからも、歴史的な建物や文化を大切にしたまちづくりを進めていきます。

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