消火以外の仕事
ところで、金沢市には消防士(しょうぼうし)さんって何人くらいいるの?
救急車にのっている人もたくさんいるのよね?
消防職員(しょくいん)は426人だね。その中に消防隊が13隊、救助隊(レスキュー隊)が2隊、救急隊は10隊あるよ。
消火活動や、救急活動の他にも仕事があるの?どんなことをしているの?
火災現場(かさいげんば)では、消火活動はもちろんだけど、火災の原因(げんいん)を調べることも大切な仕事なんだ。火事に関するいろんな知識(ちしき)と技術(ぎじゅつ)をもった専門(せんもん)の調査員(ちょうさいん)が、くわしく調べるよ。
レスキュー隊は、火事の時に、にげおくれた人を助けるんでしょ?
火事以外でも、交通事故(じこ)や水の事故の時にも活躍(かつやく)する、特別な装備(そうび)と専門技術をもっているのがレスキュー隊なんだ。
金沢市消防局では、平成12年に、国際消防救助隊(こくさいしょうぼうきゅうじょたい)に正式に登録して、海外で発生した大きな地震(じしん)や災害(さいがい)にも、外国からの要請(ようせい)があれば出動するよ。そのために必要な外国語などの勉強もしているよ。
救急隊の人たちの仕事っていろいろあるんだね。
救急隊員の出動回数も毎年増えているんだよ。適切(てきせつ)な対応(たいおう)ができるように、毎日、訓練や勉強は欠かさないよ。また、病気や怪我(けが)をした人を早く安全に運ぶために、市内の病院ともすぐに連絡(れんらく)が取れるようにしているよ。
そういえば、金沢百万石まつりのときに、消防音楽隊のパレードを見たけど、音楽隊の人も消防士さんなの?
そうだよ。消防音楽隊の隊員は、ふだん消防隊や救急隊で活動している消防士なんだ。ホースを楽器に持ち替えて、みんなに防火を呼びかけるために演奏しているんだよ。
百万石まつりの他にも、火災予防運動(かさいよぼううんどう)のオープニングショーなどに出演(しゅつえん)しているよ。