令和6年11月 金沢・建築月間2024
金沢・建築月間2024(2024年11月)
金沢市では、金沢21世紀美術館や鈴木大拙館など、国内外から評価を得た現代建築がまちのシンボルとなっているほか、城下町として発展した中心市街地には、歴史的なまちなみや建造物も数多く存在しています。まさにまち自体が建築の博物館!
その素晴らしさをより多くの市民の方に知っていただき、建築やまちづくりについて考える良い機会にしてほしいという思いで、金沢市では11月を「建築月間」としています。
建築月間には建築に関する様々な事業が開催されました。
イベントの様子
金沢・建築文化会議「建築文化セミナー」
建築家・石上純也氏による基調講演と、金沢でまちづくりに取り組む識者とのトークセッションを実施しました。
木の場ーKINOBAー
交流拠点「木の場-KINOBA-」を金沢駅東広場に設置しました。「木の文化都市・金沢ミライまちづくり」学生提案事業で最優秀賞を受賞した提案を具現化したもので、新しい木質系材料CLTが使用され、金沢のまちなみに調和しながら、新しい技術を取り入れたつくり・デザインとなっています。
歴史的空間再編コンペティション2024
「学生のまち・金沢」「歴史都市・金沢」に全国の学生が集い、『歴史的空間の再編』をテーマとして行われる設計コンペティションを開催しました。本コンペティションは歴史的な空間との対話を通して、学び合い競い合うことで、新しい価値が生まれる学びの場をつくろうとするものです。学生企画の座談会やゲスト審査員による記念講演&トークセッション、また、上位10 作品のプレゼンや公開審査が行われました。
「木の文化都市・金沢ミライまちづくり」学生提案事業
「公園トイレの木質化」をテーマに、学生を対象とした提案事業の公開プレゼンテーションを実施しました。
旧森紙店の公開と木羽板(こばいた)葺きの市民向け講座
野町に建つ旧森紙店で木板羽葺きに関する講座を開催しました。木羽板研究会による板葺きの実演会など実施しました。
建築とまちづくり展
JIA(日本建築家協会北陸支部石川地域会)こどもけんちく塾
高校生のための建築ワークショップ2024
「木の文化都市・金沢ミライまちづくり」学生提案事業
第47回金沢都市美文化賞市民審査(候補作品展示)
担当者インタビュー
【質問】最後にメッセージをお願いします。
【回答】“建築文化”とは、金沢の気候や風土によって育まれた藩政期や近現代の建築物、及びそれらが形成する個性豊かなまちなみと、そこから醸し出される人々の生活・気質が織りなす文化をいいます。
これからも建築月間などの取組を通して、沢山の方とそんな“建築文化”の魅力を感じ、金沢のまちについて見つめ直していきたいと考えています。