小橋用水

左側の民家の裏手と右側の遊歩道の間を流れている用水路の写真

延長

約3.9キロメートル

完成年

元禄年間(1688〜1704年)

成り立ち

元禄元年(1688年)、城下町の防衛・都市用水の目的で築造されたと思われる。かつては、浅野川小橋上流30メートル付近に、竹製の蛇籠に石を詰めて造った瀬木を設け、坑を打ち石を入れた沈床(別名ドンドコ)を造っていた。しかし、浅野川が増水するとその沈床は壊れ、そのたびに復旧していたという。昭和35年(1960年)頃からは固定堰となり、昭和57年(1982年)に小橋下に可動堰が設置され、中島用水と共用堰とした。なお、旧水車町(小橋町・元町)では、昭和初期頃まで、菜種油製造や精米・製粉のため水車が多数存在していた。

現在

元町第三児童公園に設けられた木製水車が、当時の様子をしのばせている。また、近辺の遊歩道で散策を楽しむ人の姿が見られる。流れはその後、高柳・田中地区の水田地帯を通り、浅野川支流・大宮川に注いでいる。

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