大桑用水
延長
約4.5キロメートル
完成年
不明
成り立ち
大桑郷が開かれた平安期以前より流れていると伝えられているが、現在の流れを指しているかは不明である。また、現在の大桑用水にはずい道区間が見られるが、堀削時期は辰巳用水や長坂用水と同時期以降と考えられることから、現在の流れは藩政時代以降ではないかと推測される。
現在
犀川上流左岸の別所町地内で取水している。田園風景の中を昔ながらの素堀りのままで流れ、大桑貝殻橋付近では素堀りずい道の坑口を間近に見ることができる。洗い場が随所に見られる大桑町の集落を通り、流末は犀川緑地沿いを経て、犀川に注いでいる。