旭用水

延長
約4.1キロメートル
完成年
不明
成り立ち
小立野台地沿いで浅野川左岸から取水している唯一の用水で、旭町に通じていることからその名がついた。かつては牛坂村だったことから牛坂用水とも呼ばれていた。その途中の鶴間坂一帯は竹藪や林となっていて、藩政期に風雅を好む人たちが集ったといわれ、坂上からの眺望はよかったという。また、その中腹には、清らかな水が湧く旭清水があり、周辺民家の飲料水として重宝がられていた。昭和30年(1955年)頃に枯れたが、今も湧き口跡が残っている。
現在
浅野川下田上橋の上流左岸地点から取水している。石積みの護岸や洗い場とともに、水面にかかる花や緑が見られ、背後の段丘の緑とあいまって、風情ある景観を醸し出している。