勘太郎川
延長
約1.4キロメートル
完成年
不明
成り立ち
辰巳用水の分流で、石引町地内に、かつて勘太郎という人物が住居していたことから名がついたといわれているが定かではない。戦後まで、旧百姓町(幸町)・鱗町・本多町などには、水車を動力源にして製糸業、精錬業、精米・製粉業を営む家が多数あった。
現在
豊富な水が自然に湧き出ている大清水(笠舞)と辰巳用水の分水などが合わさり、流れを形成。その後、小立野台地下の住宅や木立ちの間をゆるやかに流れている。高い石垣やアーチ型のずい道、洗い場跡が残るなど、白山坂から二十人坂あたりには、市街地とは思えないようなのどかな風景が広がっている。流末は、思案橋の近く(鱗町交差点)で鞍月用水に合流している。