ゆうれいのあめ買い 3
「はいはい。」
おじいさんはのみを使っておけのあめを割ると、笹の葉に包んで渡しました。
「はい、こんでいいかいね。」
「ありがとうございます。」
女の人は頭を下げると、すーっと店の外へ出て行きました。
次の日もまたその次の日も、その女の人はあめを買いにやって来ました。
それも決まって、人通りがすっかりなくなり、おじいさんが店の戸を閉めた後にやって来るのでした。
「はいはい。」
おじいさんはのみを使っておけのあめを割ると、笹の葉に包んで渡しました。
「はい、こんでいいかいね。」
「ありがとうございます。」
女の人は頭を下げると、すーっと店の外へ出て行きました。
次の日もまたその次の日も、その女の人はあめを買いにやって来ました。
それも決まって、人通りがすっかりなくなり、おじいさんが店の戸を閉めた後にやって来るのでした。