かなざわ女性活躍推進会議
「かなざわ女性活躍推進会議」とは
職業生活において、女性が個性と能力を十分に発揮し、活躍できる社会の実現に向けて、女性活躍の推進に取り組む事業者等が構成員となり、女性の活躍推進に関する取り組みを効果的かつ円滑に実施していくための事業や情報交換、情報発信を行うための産学官一体のネットワーク組織です。
「かなざわ女性活躍推進会議」の活動
◆女性活躍推進に関する取り組みの研究・協議
◆参加者同士のネットワークの構築(情報共有・情報交換)
◆金沢市ホームページ、広報誌等での取り組みの発信
◆本市が実施する女性活躍関連施策への提言等
参加事業者(R7・8年度:五十音順)
◆社会福祉法人 愛里巣福祉会
◆株式会社 ウフフ
◆株式会社 エイム
◆加賀建設 株式会社
◆株式会社 北日本ジオグラフィ
◆株式会社 計画情報研究所
◆株式会社 国土開発センター
◆辰巳化学 株式会社
◆株式会社 なないろのはな
◆成瀬電気工事 株式会社
◆株式会社 日本海コンサルタント
◆株式会社 日本政策金融公庫 国民生活事業
◆白山ビルサービス 株式会社
◆株式会社 北陸人材ネット
◆株式会社 北國フィナンシャルホールディングス
事業者の取組みについて
| 事業者 | 取組 |
| 社会福祉法人 愛里巣福祉会 |
1.女性従業員の積極採用 2.女性管理職の積極的登用 3.時間外労働の削減によるワーク・ライフ・バランスの推進 4.スキルアップ研修の実施 など |
| 株式会社 ウフフ |
1.子育て世代の女性を積極採用 2.フルリモートやオーダーメイドシフト制など柔軟な勤務の設定 3.社外人材を活用した1on1のセッションの導入及び実施時間を自由に設定できる仕組みづくり 4.子育て後を見据えた研修の実施 など |
| 株式会社 エイム |
1.育児休業取得率100% 2.育児短時間勤務など就労継続支援 3.フレックス勤務の導入 4.子の看護休暇、介護休暇取得制度の整備 など |
| 加賀建設 株式会社 |
1.外部パートナーと共同による課題抽出から社内制度改革を実施 2.ライフステージ別「選べる働き方制度」により妊娠・子育て支援 3.“金石町家”で女性社員による地域も巻き込んだウェルビーイングイベントの定期開催 4. AIを活用した「キャリアプラン・体調コンディションサポート」実施 など |
| 株式会社 北日本ジオグラフィ |
1.女性技術者の育成 2.時間単位有給休暇制度の導入による弾力的な休暇対応 3.育児・介護時短勤務制度、テレワーク勤務の導入による就労継続支援 4.社屋の建替に伴う、女性用のトイレ・更衣室・休憩場所設置による就労環境整備 5.女性の育児休業取得率100% 6.職種に関係なく女性の夏服を統一することで、平等感とチームの一体感を高め、快適さを実現 7.男女問わず全社員が掃除とゴミ捨てに参加 など |
| 株式会社 計画情報研究所 |
1.多様な働き方の推進(テレワーク、短時間、短日勤務など本人の希望に沿った働き方) 2.時間単位年次有給休暇制度の活用 3.働きやすい環境づくり(社内インフラのクラウド化、オフィスのフリーアドレスなど) など |
| 株式会社 国土開発センター |
1.女性社員同士の交流、情報交換を促進するため「女性社員の会」を結成 2.就業しながらこどもを養育する「養育両立支援休暇」の導入 3.子育て中などの社員を対象としたテレワーク及びフレックス制度の導入 など |
| 辰巳化学株式会社 |
1.管理職(課長級以上)に占める女性従業員の割合を引き上げるため、階層別の社員育成を実施 2.業務平準化などにより残業時間を削減し、ワーク・ライフ・バランスを推進 3.厚生労働省「えるぼし(3つ星)」を取得 など |
| 株式会社 なないろのはな |
1.女性の積極的採用及び管理職への登用 2.在宅勤務を中心とした柔軟な働き方を実施 3.キャリアアップを目指した資格の取得費をサポート 4.厚生労働省「えるぼし(2つ星)」を取得 など |
| 成瀬電気工事株式会社 |
1.女性技術者の積極的採用及び育成 2.女性の育児休業取得率100%及び男性の育児休暇取得推進 3.厚生労働省「えるぼし(3つ星)」を取得 など |
| 株式会社 日本海コンサルタント |
1.新卒正社員の採用において、女性の割合30%以上を目指す 2.有給休暇の年間付与日数に対する60%以上の取得を目指す |
| 株式会社 日本政策金融公庫 国民生活事業 |
1.女性職員のキャリア開発支援 2.女性管理職の育成 3.ワークライフマネジメントが実践できる職場環境整備 |
| 白山ビルサービス 株式会社 |
1.ライフスタイルに合わせた勤務体系の相談 |
| 株式会社 北陸人材ネット |
1.フルリモート、フルフレックスの導入 2.ワーケーション手当の支給 3.時間単位の有給取得制度の導入 4.厚生労働省「えるぼし(3つ星)」を取得 など 5.女子会手当(女性社員同士の雑談会の費用を補助) など |
| 株式会社 北國フィナンシャルホールディングス |
1.キャリアチェンジを促す「ジョブ・チャレンジ」制度の導入 2.異業種交流にて他社の女性管理職や管理職候補者との交流 3.部署や職位を超えて誰とでも1on1ができる「オーダーメイド1on1」の実施 4.厚生労働省「プラチナえるぼし」を取得 など |
五十音順
令和7年度「かなざわ女性活躍推進会議」で参加事業所2社が社内での取り組みを紹介しました。
加賀建設株式会社 代表取締役社長 鶴山雄一 氏

土木建築に加えて、飲食や販売なども手がけています。子育て支援や女性活躍支援において各種認定や表彰は受けていますが、昨年金沢市の職場環境改革実践モデル企業に採択され、ワーク・ライフ・バランスコンサルタントを派遣してもらい、自社の現状を客観的に見つめ直すことができて、とてもよかったです。
社内制度について、社員アンケートでは、「上司に相談しづらい」「制度がよく分からない」という声が多く寄せられました。経営側としては伝えているつもりでも、届いていないという事実に驚きました。また、よかれと思ったことが世代によってはプレッシャーになる可能性もあると気づき、相談しやすい環境づくりを進めています。「制度を使っていいのか分からない」という声もあったので、実際の利用状況を共有して、「自分もこの制度を使っていいんだ」と誰もが安心して使えるよう啓発しています。
女性社員の声をもとに新しい価値提供も考えています。子どもたちと一緒にできることや地域でのコラボなど、部署を超えて新たな取り組みを進めていきたいです。
株式会社なないろのはな 代表取締役 橋亜希子 氏

労務領域(勤怠管理・給与計算)のソフトウエアの導入支援、給与計算代行など、労務に特化したバックオフィスの業務支援のサービスを提供しています。現在スタッフは10名で全員女性です。住む場所も働く場所も性別も問わないスタイルなので、全国各地からたくさん求人への応募をいただいています。
在宅勤務が基本なので、仕事と家庭の両立がしやすいのが特徴です。シングルマザーや不登校のお子さんを持つお母さんなど、家庭に事情を抱えている方も安心して働ける環境をつくっています。大切な家族を守りながら働ける職場でありたい、そんな思いで全員で会社の仕組みづくりを日々考えています。
就業規則については「自由に働くためのルール作り」と考え、スタッフみんなで話し合いながら規則の範囲を決めました。その内容はいつでも見られるように社員に公開し、適宜更新しています。仲間を応援する仕組みとして資格取得の応援手当も導入しました。一人ひとりの成長を、会社として長く支えていきたいと考えています。
令和6年度「かなざわ女性活躍推進会議」で参加事業所3社が社内での取り組みを紹介しました。
株式会社ウフフ 代表取締役社長 志賀嘉子氏

女性が活躍できる職場を作りたい。子育て中の女性でも働きやすい職場を提供したい。という思いで2015年に創業し、今では30人を超えるスタッフが働いてくれています。スタッフは全員が女性でその中のほとんどが子育て中のママさんです。子供の学校行事や急な病気などでお休みや早退が必要な時に、業務が属人化していると個人の負担が大きくなるので、同じ仕事ができる人を3人以上は確保してすぐに対応できる体制を作っています。複数名対応できるようにするために、仕事の仕組みの効率化や精度アップに常にみんなで取り組んでいます。
子育て中の女性が働きやすい環境はシニア世代や介護を抱えた人なども働きやすいはず。あらゆる人が働きやすい会社になるようにしていきたいです。
株式会社 北日本ジオグラフィ 堺 綾香氏

10年前、社内に35歳以下の若手社員がいないという課題がありました。そこで取り組んだのが1.採用強化2.休暇の取得しやすい環境づくり3.サークル活動4.研修の実施、の4点。中でも力を入れたのが、性別にとらわれない積極的な採用です。現在まで、女性技術者の新規採用や、パートで入社した女性の正社員登用、測量士の資格取得など、目に見える形で実績が出てきました。
女性技術者が増えたことで、休暇の取りやすさにも意識が向くようになりました。また、体調面など個人の状況に応じて柔軟な対応ができるような環境づくりもすすめています。35歳以下の若手社員はこの10年で0名から20名に、女性技術者は0名から5名に増えました。今後も取り組みを進めていきます。
北日本ジオグラフィーの取組 (PDFファイル: 2.7MB)
株式会社 北陸人材ネット 代表取締役社長 山本 均氏

社員全員がフルフレックス、フルリモートで働いています。きっかけは、あるスタッフが夫の転勤で毎日の出社が難しくなるという相談を受けたこと。貴重な人材ですので毎日通勤しなくても仕事を続けられるしくみを考え導入しました。コロナを機に全員が原則在宅勤務となり、現在に至ります。
目下取り組んでいるのが、「わくわく」働ける環境の提供。ワーケーションには手当を支給し、副業で一定の収入を得られたら報奨金を支払います。フルフレックスで有休を使う機会が減ったため、アニバーサリー休暇を設定し、取得を義務付けました。社外でのさまざまな経験は、確実に学びにつながります。
スポーツの世界では、努力だけで頑張る人は夢中でやっている人には勝てません。ビジネスの世界も一緒。自分の会社でそれを実現すべくあれこれ試行錯誤中です。
令和6年度かなざわ女性活躍推進会議
日時 令和6年7月3日(水曜日)15時30分~17時00分
場所 金沢市役所第一本庁舎 7階 第4委員会室
内容 報告(1)女性活躍推進事業について
令和5年度実績
令和6年度実績
(2)参加事業所の取組について
株式会社ウフフ
株式会社北日本ジオグラフィ
株式会社北陸人材ネット
意見交換
令和5年度第1回かなざわ女性活躍推進会議
女性活躍を効果的かつ円滑に進めていくための取り組みについて、参加事業所相互の意見交換、情報交換等を行いました。
日時 令和5年7月26日(水曜日)15時30分~17時00分
場所 金沢市役所第一本庁舎 7階 全員協議会室(講演)/ 第4委員会室(会議)
内容 講演「ダイバーシティ推進への道
~北國FHDのDXと人的資本投資の取組~」
北國銀行 常務執行役員 人材開発部長 横越 亜紀 氏
報告(1)金沢市男女共同参画推進行動計画
~かなざわ未来 奏でプラン 2023~ の概要について
(2)令和5年度男女共同参画事業について
(3)事前アンケート結果について
意見交換




音声読み上げ・ルビふり
