(国指定)加賀藩主前田家墓所

重要なお知らせ

現在、令和6年1月1日に発生した令和6年能登半島地震の影響により、史跡内の灯籠や玉垣などで倒壊・破損などが確認されています。

墓所をご見学する際には、危険箇所に近づかないなど、十分なご注意・ご配慮をお願いいたします。

記念物 史跡:加賀藩主前田家墓所(かがはんしゅまえだけぼしょ)

  • 【所在地】金沢市野田町野田山および富山県高岡市関
  • 【国指定史跡】平成21年2月12日指定
  • 【指定面積】金沢市:86,294.35平米 高岡市:33,391,91平米

加賀藩主前田家墓所は、江戸時代に加賀・越中・能登三か国を領有した加賀藩主前田家の墓所で、金沢市野田町野田山の前田家墓所と高岡市の前田利長(としなが)墓所の2カ所からなります。
野田山の前田家墓所は、藩祖前田利家(としいえ)を頂点とした歴代藩主墓をとりまく正室・子女等の墓約80基からなります。形態は、土を盛り上げた土饅頭(どまんじゅう)形式で、特に藩主墓は三段に盛り上げた方形墳の周りを方形の溝がめぐるという独特の形態を採り、大きさも利家墓で一辺約19メートル、他の藩主墓でも一辺約16メートルと、他藩では類を見ない大規模なものとなっています。また、前田家墓所の下方には、重臣の加賀八家(かがはっか)をはじめとした前田家の家臣や町人たちの墓が広がり、現在も市民墓地として営まれています。
高岡市の前田利長墓所は、2代藩主利長の個人墓です。二重の堀で囲まれた正方形区画内に15.5メートル四方の化粧石を貼った二段の方形墳を築いており、その上には笠塔婆(かさとうば)形の墓碑が建っています。
加賀藩主前田家墓所は、全国でも有数の規模と威厳を備え、その形態や意匠には、独特の特徴を見ることができることから、江戸時代最大の大名家の政治権力や墓制を物語る貴重な文化財となっています。

三段に盛り上げた方形墳の前に墓碑があり、周りが樹木で生い茂っている藩祖利家墓の写真

藩祖利家墓

【注意】クマが出没する恐れがあります

令和5年10月9日に付近でクマによる人身事故が発生しました。

・クマが出没した場所に行かない

・複数人で行動する

・鈴やラジオなど音の出るものを携帯する

などご注意をお願いします。

パンフレット

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