兼六園花便り 平成31年2月16日(1195号)

白加賀(平成31年2月16日撮影)
梅林は白梅が目立つようになってきました。
「紅梅も綺麗だけど白梅も綺麗ね」と数人会話しながら愛でていました。
青軸に続いて“白加賀”が次々に咲き始めています。花は一重の中輪、がくはえんじ色です。
白梅の“小梅”や玉梅の開花も見られます。
紅梅は八重寒紅梅、緋の司、八重唐梅、“道知辺”(みちしるべ)、“鹿児島紅”など開花中です。

小梅

道知辺(みちしるべ)
梅に続いて早春の花のロウバイ、マンサクが開花中です。
十月桜、冬桜も開花中。小さな白い花です。
桜ヶ岡には“アセビ”の花も見られます。アセポトキシンを含み、馬が食べると酔ったように見えるところから漢字では馬酔木とかきます。
「池水に影さへみえて咲きにほふ馬酔木の花を袖にこきれな」 大伴家持
サザンカ、ことじ椿や他の椿も開花中です。

鹿児島紅

アセビ
2月16日(土曜日)記
- 兼六園開園時間 10月16日から翌年2月末日まで 午前8時~午後5時
- 早朝開園時間 11月1日から翌年2月末日まで 午前6時開園
(このページは兼六園研究会会員 城森順子さんのボランティア協力により作成されています。)