兼六園花便り 令和元年5月11日(1206号)
日一日と濃くなっていく若葉。重なり合うモミジ葉に陽が差し込みます。
キリシマ系の小輪の“ツツジ”、白や他に色々なツツジも咲いて彩り豊かな庭園になりました。
曲水には“カキツバタ”も次々に咲き出しています。
濃い青紫色の花びらにスーッと白い線。爽やかさを感じます。漢字は杜若又は燕子花。
「いづれあやめかかきつばた」どちらも美しくて選ぶのに迷うということだそうです。
ツツジ
カキツバタ
“サンザシ”も満開になっていました。バラ科 5弁の花が5~6個集まって咲いています。
江戸中期に朝鮮半島から小石川薬園に薬用として導入されたそうです。
北原白秋の「この道」の歌詞にもでてきます。
蕾は可愛いピンク色の“シャクナゲ”。
水面に浮かぶ“リュウキンカ”。
星が輝いているように見えます。
ニシキギ、コマユミの花は同じ形の小さな緑色の花です。
シャクナゲ
リュウキンカ
5月11日(日曜日)記
- 兼六園開園時間 3月1日から10月15日まで 午前7時~午後6時
- 早朝開園時間 4月1日から8月31日まで 午前4時開園
(このページは兼六園研究会会員 城森順子さんのボランティア協力により作成されています。)