兼六園花便り 令和元年6月15日(1211号)
カキツバタは終わり、ハナショウブへと移ろいます。
梅林曲水沿いに咲く“ハナショウブ”。紫色、花の形も少し違うハナショウブも楽しめます。
「わが恋は人とる沼の花菖蒲(ハナアヤメ」」 泉鏡花
梅雨の似合うアジサイも梅林に開花しています。
日本武尊像の前を流れる曲水。脇には“ノハナショウブ”が咲いています。ハナショウブの原種。
通りすぎながら指をさす男性。興味深そうに話をしています。
黄色が目立つ“キンシバイ”。多くの雄しべが特徴です。曲水沿いに咲き始めていました。
ハナショウブ
キンシバイ
ナツハギとも呼ばれる“ミヤギノハギ”も咲いていました。秋にもう一度咲きます。
ムラサキシキブの小さな淡い紫色の花も咲いています。
秋にはつぶらな濃い紫色の実が成ります。
瓢池縁には大木の“キササゲ”2本。いくつかの花が集まって一つの花に見えます。
長いササゲの様な実がなります。
ミヤギノハギ
キササゲ
6月15日(土曜日)記
- 兼六園開園時間 3月1日から10月15日まで 午前7時~午後6時
- 早朝開園時間 4月1日から8月31日まで 午前4時開園
(このページは兼六園研究会会員 城森順子さんのボランティア協力により作成されています。)