兼六園花便り 令和元年7月6日(1214号)
真弓坂から入るとすぐに青々とした“苔”が目に飛び込みます。
園内での入口はそれぞれに違う景色を見せてくれます。
ひんやりとした風が通り抜ける木陰に立ち止まり、園内の案内図を確かめる姿をよく見かけます。
ナツハギともいわれる“ミヤギノハギ”が大きく風に揺れます。ふと秋を連想してしまいます。
「萩を見て暫くありておとなひぬ」 高浜虚子
中国原産の“ヤブカンゾウ”。万葉集ではわすれぐさと詠まれています。
苔
ヤブカンゾウ
紅白の小さな花が茎とともにねじれて咲く“ネジバナ”。
右巻き、左巻き並んで咲いていました。
百人一首ではもぢずりと詠まれています。
放生池や長谷池では優しい色のピンクや白の“スイレン”が楽しめます。
ネジバナ
スイレン
7月6日(土曜日)記
- 兼六園開園時間 3月1日から10月15日まで 午前7時~午後6時
- 早朝開園時間 4月1日から8月31日まで 午前4時開園
(このページは兼六園研究会会員 城森順子さんのボランティア協力により作成されています。)