兼六園花便り 令和元年8月3日(1218号)
園内を巡る水。豊富な水は霞ヶ池を満たし、一方常磐ヶ岡斜面の渓谷となって流れ落ちる音や噴水に癒されます。
瓢池の高さ6,6メートルを勢いよく落ちる“翠滝”は滝壺はなく、工夫された石組みに落ちるその音は響きます。
常磐ヶ岡に咲く“ホツツジ”(穂躑躅)。
白い花から飛び出した花柱が特徴。日本特産種。山箒ともいわれるそうです。
翠滝
フジバカマ
オミナエシに続いて“フジバカマ”も開花していました。白い糸のような花びらです。
奈良時代以前に帰化した植物。香草、蘭草ともいわれます。
園内には名松や名称のある松その他多くの松が植えられています。
“巣ごもりの松”は七福神山に植えられている樹齢200年といわれるアカマツ。藩政時代からの松。
また、昭和20年の6月に軍用航空機の燃料のため松脂を取ったという“松の傷”が残る梅林のアカマツ。他の場所にも見られます。
巣ごもりの松
松の傷
8月3日(土曜日)記
- 兼六園開園時間 3月1日から10月15日まで 午前7時~午後6時
- 早朝開園時間 4月1日から8月31日まで 午前4時開園
(このページは兼六園研究会会員 城森順子さんのボランティア協力により作成されています。)