兼六園花便り 令和元年8月10日(1219号)
“木陰”づたいに園内を歩きます。水まきをされ青々とした苔。“カラス”が数羽しきりに苔をおこしています。
千歳台の中央には、12代藩主の隠居所(竹沢御殿)のご寝所跡に地蔵堂が建てられています。
越前石でつくられたお堂の中には2体の“お地蔵さん”。一つは12代藩主の母が崇拝していたお地蔵さん。
もう一つは江戸で前田家屋敷を建てたときに土の中から出てきたというお地蔵さん。
毎年地蔵祭では兼六園観光協会の方々でお参りが行われています。
木陰
カラス
斜面にある常磐ヶ岡は多くの常緑樹が植えられ、涼し気な水の音が聞こえてきます。
霞ヶ池から落とされる“噴水”は勢いよく上がります。
花はオミナエシ、フジバカマ、ホツツジ。他に鮮やかな“サルスベリ”。
幹の皮がはがれて滑りやすいところからつけられた名前。また長く次々と咲くところから百日紅。
「咲き満ちて天の簪百日紅」 阿部みどり女
お地蔵さん
噴水
8月10日(土曜日)記
- 兼六園開園時間 3月1日から10月15日まで 午前7時~午後6時
- 早朝開園時間 4月1日から8月31日まで 午前4時開園
(このページは兼六園研究会会員 城森順子さんのボランティア協力により作成されています。)