兼六園花便り 令和元年8月24日(1221号)
樹木の多いところでは蝉の鳴き声が賑やかです。千歳台では赤とんぼが飛んでいます。
吹く風はひんやりと、どことなく秋の気配を感じます。
「松風もをのがにして蝉の声」 千代女
“フジバカマ”は見ごろになりました。秋の七草の一つ。ほのかに良い香りがします。
オミナエシも秋の七草。小さな花一つ一つが満開。蜜をもとめて虫が集まります。
“コバノギボウシ”が咲いていました。初夏のギボウシに比べて葉が小さく、花も可憐です。
横には同じ紫系の“ヤブラン”が咲き始めていました。
サルスベリも咲き続いています。
コバノギボウシ
ヤブラン
兼六園には明治に建てられたいわれる“煉瓦塀”が残っています。庭園の歴史の中の一つです。
日本武尊の像も明治に建立されています。
霞ヶ池へと延びる見事な枝振りの“唐崎松”。9月から剪定が始まります。
煉瓦塀
唐崎松
8月24日(土曜日)記
- 兼六園開園時間 3月1日から10月15日まで 午前7時~午後6時
- 早朝開園時間 9月1日から10月15日まで 午前5時開園
(このページは兼六園研究会会員 城森順子さんのボランティア協力により作成されています。)