兼六園花便り 令和元年9月7日(1223号)
落葉樹のケヤキや桜の落葉が少しずつ始まっています。
梅林の舟之御亭横にはハギ、“ススキ”が咲いて、気温が高くても秋の風情を感じます。
御亭では外国からの数人がおしゃべりを楽しんでいる様子が見られました。
梅林のコバノギボウシ、サルスベリは開花中です。
「なに人かきてぬぎかけし藤袴くる秋ごとに野べをにほはす」古今和歌集
ほのかに香る“フジバカマ”。平安時代の奥ゆかしさを感じます。
フジバカマ
シロバナハギ
シロバナハギ ミヤギノハギの変種といわれる清楚な“シロバナハギ”。大きな叢をなして長い枝は垂れ下がります。
花の数も増えてきました。
一つ一つ見るととても可愛い“ネジバナ”。中に捩じれない真っ直ぐに咲いているのもありました。
江戸時代に植えられた見事な枝ぶりの“唐崎松”。剪定中です。
池に松葉が流れ出ないようにロープが張られていました。
ネジバナ
唐崎松
9月7日(土曜日)記
- 兼六園開園時間 3月1日から10月15日まで 午前7時~午後6時
- 早朝開園時間 9月1日から10月15日まで 午前5時開園
(このページは兼六園研究会会員 城森順子さんのボランティア協力により作成されています。)