兼六園花便り 令和元年9月14日(1224号)
「秋風は涼しくなりぬ馬並みて いざ野に行かな芽子(ハギ)が花見に」 万葉集
紅紫色の“ハギ”は盛りになってきました。ハギは万葉集では一番多く詠われています。
曲水沿いのシロバナハギも咲いて枝が水面に下がります。
フジバカマ、ススキも咲いて秋へと移ろっています。
“ウメモドキ”の実も赤くなっていました。葉は落ちても実は冬まで残ります。
“マユミ”やサンザシの実も赤みを帯びています 。
ウメモドキ
マユミ
13日は中秋の名月でした。
卯辰山の方向から上るお月さまの光を受け止めるように、大きな“月見灯籠”が“玩月松”に寄り添うように配置されています。
月見灯籠
玩月松
9月14日(土曜日)記
- 兼六園開園時間 3月1日から10月15日まで 午前7時~午後6時
- 早朝開園時間 9月1日から10月15日まで 午前5時開園
(このページは兼六園研究会会員 城森順子さんのボランティア協力により作成されています。)