兼六園花便り 令和元年9月21日(1225号)

白色の花弁を咲かせるシュウメイギクの花をアップで撮影した写真

シュウメイギク(令和元年9月21日撮影)

“唐崎松”は上の枝の雪が下の枝に落ちても折れないようすかし剪定の技法で、すっきりとした姿で11月からの雪吊り作業を待ちます。
名松は台風に備えて枝は縄で固定されていました。

梅林では“シュウメイギク”の清楚な花が咲いています。秋の風情です。
秋に菊に似た花が咲くところから名前がつけられました。(秋明菊)

ハギ、フジバカマは咲いて楽しめます。
曲水の流れる千歳橋、花見橋の際には“シロバナハギ”が咲いています。ふんわりと枝が垂れて水面に届きます。

遊歩道の左側にある池の畔に生えている大きな唐崎松の写真

唐崎松

白い蝶形の花びらを付けるシロバナハギの花をアップで撮影した写真

シロバナハギ

随身坂から金沢神社へ向かう植え込みの角に、葉に模様のある“タカノハススキ”(ヤバネススキ)。
花穂は赤く見えます。
その根元には主にススキに寄生する“ナンバンギセル”が咲いていました。
花はパイプ(南蛮煙管)の形に似ているところからつけられました。
万葉集ではおもひ草の名前で詠われています。

「道の辺の尾花が下の思ひ草今さらさらに何をかを思ふ」 万葉集

園内の樹木をバックに、風に揺られているタカノハススキをアップで撮影した写真

タカノハススキ

萼の先端が鋭く細かな縞状の模様が入る紫色のナンバンギセルの花をアップで撮影した写真

ナンバンギセル

9月21日(土曜日)記

  • 兼六園開園時間 3月1日から10月15日まで 午前7時~午後6時
  • 早朝開園時間 9月1日から10月15日まで 午前5時開園

(このページは兼六園研究会会員 城森順子さんのボランティア協力により作成されています。)

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