兼六園花便り 令和元年10月19日(1229号)

ハギ(令和元年10月19日撮影)
秋雨の降る中、苔の上や園路をお掃除する作業員さん。“桜”の“落ち葉”が特に目立ちます。
西王母(椿)が咲いていました。ふっくらとした花の形。花びらに淡い桃色が入ります。
早く咲く白い椿は一輪開花。
一重のサザンカは満開です。(桜ヶ岡)
“シュウメイギク”は見ごろです。同じ白い花のチャノキは多く落花していました。
十月桜は一輪の花が見られます。
そろそろ終わりの“ハギ”は雨にうたれて枝を垂れます。
「濡れてゆくや人もをかしき雨の萩」 芭蕉

桜

落ち葉
サンザシの実を興味深くみる人は多く、立ち止まって眺めています。
他に赤い実はウメモドキ、マユミも楽しめます。
赤くなってきたナンテンにカメラを向ける外国からの観光客の姿も見られました。
園内を巡る“曲水”。玩月の松の横を流れる水面に赤い幹3本が映し出されます。

シュウメイギク

曲水
10月19日(土曜日)記
- 兼六園開園時間 10月16日から2月末日まで 午前8時~午後5時
- 早朝開園時間 10月16日から10月31日まで 午前5時開園
(このページは兼六園研究会会員 城森順子さんのボランティア協力により作成されています。)