兼六園花便り 令和元年11月30日(1235号)
すっかり葉の落ちたものや残る葉の色合いも様々な落葉樹。雪吊りとともに冬へと移ろう景観の庭園。
“紅葉山”は幽邃の雰囲気です。次々と落葉するモミジやイチョウの葉を踏みしめながら山頂のお亭へと進みます。
「美しき銀杏落葉を仰ぐのみ」 星野立子
タブノキに根を張った可愛い“モミジ”も見つけました。
瓢池付近から“金沢城辰巳櫓”がよく見えます。櫓台から下を眺める人の姿も見えました。
兼六園を上から楽しめます。
紅葉山
モミジ
花は十月桜、冬桜見ごろです。ツバキ、サザンカも咲いています。“ヤツデ”の花の前では写真を撮る姿も見られました。
葉の落ちた“ムラサキシキブ”は気品のある紫色。ウメモドキ、モチノキ、シロダモ、アオキ、ウメモドキなどの赤い実や、ヒサカキの黒い実など楽しめる季節です。
ヤツデ
ムラサキシキブ
11月30日(土曜日)記
- 兼六園開園時間 10月16日から2月末日まで 午前8時~午後5時
- 早朝開園時間 11月 1日から2月末日まで 午前6時開園
(このページは兼六園研究会会員 城森順子さんのボランティア協力により作成されています。)