兼六園花便り 令和元年12月7日(1236号)
栄螺山階段登り口横の鮮やかに紅葉した“ドウダンツツジ”に目がとまります。
カメラを向ける人の姿が多く見られました。
“常磐ヶ岡”には黄色く染まったドウダンツツジも見られ、紅葉したドウダンツツジとともに楽しめます。
緑の苔を覆うようにモミジの落ち葉が広がる山崎山やその周辺、松葉で覆われる常磐ヶ岡など
冬のひと時の侘び寂びを楽しむことができます。
“山崎山裾”から流れ出る曲水の水。落ち葉で縁取りのようになった石組みの美。
「石にまとひ木の根にまとひ落葉らはおのがまにまにたむろせるみゆ」 佐千夫
常磐ヶ岡
山崎山裾
満開となった“冬桜”や十月桜の前では足をとめて愛でる人の姿も見られました。
“ハマヒサカキ”の花が多く散っていました。ヒサカキは早春に、サカキは初夏に咲きます。
花は他にツバキ、サザンカ、ヤツデ。実はナンテン、シロダモ、マンリョウ、ヤブコウジなど
冬桜
ハマヒサカキ
12月7日(土曜日)記
- 兼六園開園時間 10月16日から2月末日まで 午前8時~午後5時
- 早朝開園時間 11月 1日から2月末日まで 午前6時開園
(このページは兼六園研究会会員 城森順子さんのボランティア協力により作成されています。)