兼六園花便り 令和2年3月14日(1249号)
一斉に咲くソメイヨシノ桜の前に、1本咲き、二本咲きの桜を楽しむことができます。
兼六坂側の“ツバキカンザクラ”は見ごろになっていました。抱え込むように下向きに咲いています。
百間堀側の“カラミザクラ”は満開でした。真っ赤な実が楽しみの桜です。
茶店の通りで見かけた可憐な優しい感じの桜。“ヒガン系の桜”です。
園内の2本の“クマガイ”も満開です。八重の小さな花。
冬桜、十月桜も咲いています。
カラミザクラ
ヒガン系の桜
梅林では麻耶紅梅、豊後梅やしだれ梅などまだまだ楽しめます。
千歳台のアンズの花も咲いていました。
黄色い花が目立ちます。マンサク、ダンコウバイ、トサミズキ、ヒュウガミズキ、サンシュユ。
アセビは小さなつぼ型の白い花が房のようになって下がります。
落ち椿も多く見るようになりました。
多くの花をつけた満開の“ユキツバキ”。平たく開きます。
花の中の根元から出る雄蘂は黄色く鮮明です。
一冬雪から守った雪吊りがはずされていきます。
クマガイ
ユキツバキ
3月14日(土曜日)記
- 兼六園開園時間 3月1日から10月15日まで 午前7時~午後6時
- 早朝開園時間 3月1日から3月31日まで 午前5時開園
(このページは兼六園研究会会員 城森順子さんのボランティア協力により作成されています。)