兼六園花便り 令和2年6月6日(1254号)
梅林の梅の実が大きくなりました。中にほんのりと赤みを帯びている緋の司の“梅の実”。
梅の実の落果も見えます。
「梅の実の落ちて黄なるあり青きあり」 正岡子規
庭園の“サツキ”が見ごろを迎え、赤や白、ピンク色などで彩ります。
放生池ではスイレンが次々と開花しています。大きな葉の間から伸びる茎の長い“コウホネ”の花。
鮮やかな黄色です。花びらのように見えるがく片の中はびっしりと花弁が中を囲んでいます。
梅の実
サツキ
梅林では“オモト”の花に出合いました。冬に美しい赤い実になる穂状の花です。
水縁に咲いている“ユキノシタ”。妖精のような花に癒されます。
他にマユミの白い小さな花、木株に添うスイカズラ、新葉が美しいイヌマキの花、
足元にそっと咲くネジバナ、梅雨時に咲くホタルブクロなど咲いています。
オモト
ユキノシタ
6月6日(土曜日)記
- 兼六園開園時間 3月1日から10月15日まで午前7時から午後6時まで
- 早朝開園時間 4月1日から8月31日まで午前4時開園
(このページは兼六園研究会会員 城森順子さんのボランティア協力により作成されています。)