兼六園花便り 令和2年6月27日(1257号)
梅雨に入ってますます緑色が濃くなってきました。
苔が広がる“山崎山下苔地”。続く“山崎山”はモミジが多く、優しい色合いの緑にあふれています。
瓢池の辺にはキササゲの花。見上げるくらいの高いところに咲いています。
近くではサカキの花。小さな花なので地面に散っているのを見て気づきます。
梅林の曲水沿いには咲き始めた“ギボウシ”の花。初夏らしい爽やかな淡い紫色。
蕾が擬宝珠に似ているところから名づけられたそうです。
山崎山下苔地
ギボウシ
“アジサイ”も曲水の側に。時雨亭のお庭に溶け込むように咲いています。
“ナンテン”の白い花が目立ちます。黄色い葯(やく)が鮮やかです。
冬には赤い実がなり、難を転ずると縁起木として家庭でもよく植えられています。
赤紫色のハギの花。ゆったりと長い枝が揺れています。
遠くからは、白やピンクのスイレンが時雨亭の長谷池で望まれます。
キンシバイも曲水沿いなどで黄色い花を咲かせています。
アジサイ
ナンテン
6月27日(土曜日)
- 兼六園開園時間 3月1日から10月15日まで午前7時から午後6時まで
- 早朝開園時間 4月1日から 8月31日まで午前4時開園
(このページは兼六園研究会会員 城森順子さんのボランティア協力により作成されています。)