兼六園花便り 令和2年8月1日(1262号)
「緑が綺麗!」「風気持ちいい!」若い女性の弾んだ声。
幾重にも重なり合う“モミジ葉”の濃淡の下に立つと癒されます。
心地よい風が吹き抜けます。蝉の鳴き声も聞こえてきました。
梅林では“マンリョウ”の花。冬に赤い実がなります。万両と書いて、お正月に生けられるセンリョウ(千両)より実が立派なところから万両といわれています。花びらや三角のしべに黒い斑点がみられます。
”オミナエシ”も一つ一つの小さな花すべて開花。ハギも咲いています。
真夏に咲くサルスベリの鮮やかな花。これから夏の終わりまで咲き続けます。
モミジ葉
オミナエシ
“キササゲ”の青い実がぶら下がります。土用を過ぎて次第に茶色に変わっていきます。
総状花序に咲く“ヤブラン”には濃い紫色の蕾に目がとまります。
キササゲ
ヤブラン
8月1日(土曜日)記
- 兼六園開園時間 3月1日から10月15日まで午前7時から午後6時まで
- 早朝開園時間 4月1日から8月31日まで午前4時開園
(このページは兼六園研究会会員 城森順子さんのボランティア協力により作成されています。)