兼六園花便り 令和2年8月22日(1265号)
静かな庭園に蝉の鳴き声が聞こえてきます。
時折冷たい風が吹き抜けていきます。
秋の七草のハギ、オミナエシ、フジバカマが今楽しめます。
梅林の舟之亭横の“ハギ”。蝶型の紅紫色の花が可愛く、大きな叢は亭の窓辺を彩どります。
すらりとした茎の“オミナエシ”。黄色い花には蝶々がとまっていました。
ハギ
オミナエシ
背丈より高い“フジバカマ”。茎の頂に淡い紫色の花が咲いています。
梅林や金沢神社前の植え込みなどにみられます。
ススキの根元の“ナンバンギセル”は咲いていました。不思議な形です。
咲いている様子が南蛮の煙管(キセル)に似ているところから名前がついたということです。
“タラヨウ”の高木の樹。モチノキの仲間です。超楕円形の葉は厚く、葉の裏に文字の傷をつけると黒く文字が浮かび上がってきます。別名 はがきの木とも呼ばれています。
フジバカマ
タラヨウ
8月15日(土曜日)記
- 兼六園開園時間 3月1日から10月15日まで午前7時から午後6時まで
- 早朝開園時間 4月1日から8月31日まで午前4時開園
(このページは兼六園研究会会員 城森順子さんのボランティア協力により作成されています。)