兼六園花便り 令和2年9月26日(1270号)
今年の仲秋の名月は10月1日にあたります。
庭園は夘辰山方向から上るお月さまを楽しむ趣向が凝らされています。
“玩月松”(玩月は仲秋玩月からきていてお月さまを愛でるという意)と大きな石灯籠の月見灯籠が出迎えます。
その横には、お月さまの出る方向に玩月橋は架けれれています。
すぐ近くのススキも更に趣を添えます。
眺望台下の植え込みにはシロバナハギ、ハギ、“ムラサキシキブ”(コムラサキ)の秋の植物が楽しめます。
フジバカマの花もうっすらと紫色に色づいていました。名前の藤色の由縁です。
梅林の“チャノキ”が咲いていました。低木で花は葉の陰に下向きに咲いています。
中には早くも散り始めたチャノキもありました。ツバキの仲間です。
金沢生まれの椿・西王母も咲き始めていました。
ムラサキシキブ
チャノキ
茎の長い“シュウメイギク”。楚々と咲いています。
金沢神社近くには一輪の“ヒガンバナ”が咲いています。
「このころの西日冷じ曼殊沙華」 りょう太
シュウメイギク
ヒガンバナ
9月26日(土曜日)記
- 兼六園開園時間 3月1日から10月15日まで午前7時から午後6時まで
- 早朝開園時間 9月1日から10月15日まで午前5時開園
(このページは兼六園研究会会員 城森順子さんのボランティア協力により作成されています。)