兼六園花便り 令和2年10月24日(1274号)
唐崎松に“雪吊り準備”のための芯柱が立てられていました。全部で5本立てられて11月から始められます。
園内の“ケヤキ”やサクラなどは少しずつ黄色や、紅赤色、茶色などに変わり落葉していきます。
コマユミ、ドウダンツツジやナンテンも場所によって色変わりしてきました。
「十月しぐれにあへる黄葉の吹かば散りなむ風のまにまに」 万葉集
ほっそりした茎のシュウメイギクはゆらゆらと揺れています。
チャノキ、サザンカ、西王母、ことじ椿、白い椿は落花もしつつ咲き続けています。
梅林の“ツワブキ”が咲いていました。キク科の植物です。花の少ない冬にむけて庭園を彩ります。
雪吊り準備
ケヤキ
ウメモドキ、サンザシ、サンシュユ、ヤブコウジ、マユミ、“ムラサキシキブ”の実なども秋の風景。
ナンテンやマンリョウも赤くなってきています。
赤くて目につきやすい“ことじ椿”やサンザシには近づく人の姿が見られます。
ムラサキシキブ
ことじ椿
10月24日(土曜日)記
- 兼六園開園時間 10月16日から翌年2月末まで午前8時から午後5時まで
- 早朝開園時間 10月16日から10月31日まで午前5時開園
(このページは兼六園研究会会員 城森順子さんのボランティア協力により作成されています。)