兼六園花便り 令和2年10月31日(1275号)
雪吊り作業が11月から始まります。唐崎松と玩月松合わせて7本の“芯柱”が立てられていました。
りんご吊り、竹叉吊り、しぼりなど守る樹木の種類によって施されていきます。いよいよ冬支度です。
「秋の景色やな」と男性の声。赤色に色づいて残っている桜葉や黄色や茶色とそれぞれ色の異なるケヤキ、少しずつ染まるドウダンツツジ、ニシキギ。赤く染まった“マイクジャク”。“モミジ”はこれからです。
ドウダンツツジ
マイクジャク
常磐ヶ岡の“ホトトギス”開花。暖かい日に惑わされて開花した“サツキ”。帰り花(返り花)と呼ばれます。
「うかうかと咲きいでし帰り花」 虚子
白や赤の椿、ツワブキ、シュウメイギク、ハギが咲いています。
十月桜は一輪見えました。冬に向かって咲き出し、翌年の春また開花します。
シイノキの根元には先のとがったドングリがいっぱい落ちていました。
モミジ
ホトトギス
10月31日(土曜日)記
- 兼六園開園時間 10月16日から翌年2月末まで午前8時から午後5時まで
- 早朝開園時間 11月 1日から翌年2月末まで午前6時から
(このページは兼六園研究会会員 城森順子さんのボランティア協力により作成されています。)