兼六園花便り 令和2年12月5日(1280号)
紅葉もまだ楽しめます。幹の生命力に驚かされる老樹の“モミジ”も美しい紅葉を見せてくれます。氷室池の水面にむけて大きく枝垂れるモミジ葉に綺麗なグラデーションねと三人の女性たち。
瓢池の中にある“小島”の松に雪吊りが施されていました。盆栽のような景観です。
十月桜、冬桜、サザンカ、ツバキが咲いています。龍石の椿も咲いてこれから楽しみです。
木にからむ“サネカズラ”の実が多く見えます。小さな玉がいくつもついような可愛い実。
別名はビナンカズラ。
「名にしおはばあう逆山のさねかづら人に知られで来るよしもがな」 百人一首 三条右大臣
老樹
小島
大きな葉の根元に大粒の実の“オモト”。うっかり見落としてしまいます。万年青と書かれ縁起の良い植物です。
他にマユミ、ナンテン、マンリョウなど赤い実も楽しめます。
明治記念之標(日本武尊)の頭の上に“アオサギ”。台石・銅像合わせて12メートルからの眺めです。
オモト
アオサギ
12月5日(土曜日)記
- 兼六園開園時間 10月16日から翌年2月末まで午前8時から午後5時まで
- 早朝開園時間 11月 1日から翌年2月末まで午前6時から
(このページは兼六園研究会会員 城森順子さんのボランティア協力により作成されています。)